我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たちを読了
木枯し1号が東京で吹かなかったことが話題になった。すこし暖かめの冬なのかな。いいような、悪いような微妙な感じだ。
川端裕人著の「我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち」を読了。
我々ホモ・サピエンスの出現以前、地球には実に多様な「人類」がいた。教科書に載っているジャワ原人や北京原人だけではない。身長わずか110cmのフローレス原人、台湾の海底で見つかった澎湖人など、とくにアジアの「人類模様」は、目もくらむほどだった。しかし彼らはすべて滅び去り、いま人類は「我々」しかいない。なぜ我々は我々だけなのか? 答えを追い続けた著者が人類進化学の第一人者に導かれて出会った衝撃の仮説!
ホモサピエンス全史も売れ行きが良いことからも分かる通り、人類史は流行の書籍だ。それを割り引いても、とても面白い著書だった。
はたして人類はどうやってここまできたのか。その謎を明かすストーリーが面白い。
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