「小倉昌男祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの」を読了
あっという間に、3月になって、今日は啓蟄とのこと。早いものだなあと改めて感じる日々。このままの勢いで4月へ突入するのか。
そんな折、森健著の「小倉昌男祈りと経営 ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの」を読了した。
昨今、ヤマトの宅配総量を規制するか問題になっているが、宅配便がこんなに社会問題化したのも時代の流れだとつくづく思う。10年前まではお世話になった人への感謝の意味を込めてお歳暮、お中元でデパートからヤマトを通じて届けられていたのが主流だったが、今は楽天やアマゾンなど通販を通じて、自分への荷物が特に増大しているのだ。
年末年始なんか宅配さんはとても忙しいらしくて、気の毒になってしまうほどだ。社会のシステムを変革すべき時に来ているのではないか。
そんな心を胸にしまいながら、今回はこんな著書を読んだのだ。宅配という考え方が無かった時代に、主人公である小倉昌男氏は役所と戦いながら、市場を作って行った。
そんな激務な仕事の間に、家庭での別の苦労があったと。それも、人間性を問われるような厳しくって苦しいプロセスもあったのだと、改めて感じた。
小倉昌男祈りと経営 [ 森健 ]
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