「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―」を読了
衆議院が解散し、選挙モードになったようだが、当初の流れとは打って変わって、別の流れも出てきて、混沌としているようだ。今週の動きは見逃せないものがあるかもしれない。後出しジャンケンのようなものが出てくるのかな。
二宮 敦人著の「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―」を読了。筋立ては、こんな感じだ。
才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。口笛で合格した世界チャンプがいるかと思えば、ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか? 「芸術家の卵」たちの楽園に潜入した前人未到の探検記。
早速、藝祭に行って見たくなりました。学長のイケイケなところも面白い。はっちゃけてるね。
最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常 [ 二宮 敦人 ]
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ニュータウンクロニクルを読了
今日は、比較的湿度も低く、過ごしやすい気候だったので、街中をぶらりぶらりとしてきた。暑い夏には、とても歩く気がしなかったから。普段歩かない通りもテクテク。見えないものも見えてきて、いい気分。
中澤 日菜子著のニュータウンクロニクルを読了。1971年に開発が始まった多摩ニュータウンをモデルに、その後の50年を10年ごとに区切り6つの短編集で構成されている。とても読みやすかった。
開発当初は、同じ世代が一度に入居したため、子供がどんどん増えて、小学校の学区域が変更になったり、さらに分校になったりと大変だった。しかし、10年20年経つと、地域のニーズはどんどん変わり、オールドタウンと揶揄されることに。
登場人物の軸となる健児はいう。
「いつかきっとニュータウンはよみがえる、と。そこに住むひとがいる限り町に終わりなんてない。消滅と再生を繰り返しながら町は生き続ける。10年、20年、、、50年先の未来に向かって」
確かに地域の人々が住み続ける限り、地方も地方も消滅なんかしないと思う。そんな簡単に消滅なんかしないんだと確かな気持ちになった。
ニュータウンクロニクル [ 中澤日菜子 ]
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親鸞(上)(下)を読了
8月は梅雨明けいつかなというほど、暑くなかったような気がするけれど、今週だけは、とても暑かった。現場に出て15分ほどすると、みるみるうちに汗が出てきて困ったもんだ。ほんと熱中症になるかも。
五木寛之著の親鸞(上)(下)を読了。恥ずかしながら、五木寛之氏の著書を読むの初めてだった。この本は、親鸞のワクワクするような少年期、青年期から、法然上人と共に流罪となった時までが描かれている。
安楽房などは想像の産物のようだが、京都のその時代の風景が自分の目の前に映し出されているような感じがしてとても興味深かった。庶民の貧しい生活と比叡山などでの絹織物の衣装などのミスマッチ感がとてもよく出ていて面白い。
親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】【電子書籍】[ 五木寛之 ]
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親鸞(しんらん)(下) 【五木寛之ノベリスク】【電子書籍】[ 五木寛之 ]
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