先月に続き、今月も歌舞伎座にて仁左衛門を見る。
今回は、「通し狂言 絵本合法衢」。四代目の鶴屋南北が描いたもの。仁左衛門が一世一代で勤める悪の魅力満載の傑作である。
当時は、勧善懲悪ということではなく、悪役が人気だったようだ。それも、ただの悪役ではなく、とんでもない大物が人気だそうだ。裏切って、斬って斬って斬りまくる感じだ。時代がそれを呼んだのかもしれないが、あんまりわからない。
しかし、仁左衛門はとてもとても良かった。かっこいいなあ。
また、見たいけれど、今回の出し物はこれで最後とのこと。さみしい限りだ。