「日本人へ 危機からの脱出篇」を読了
塩野七生著の「日本人へ 危機からの脱出篇」を読了。
これまで文藝春秋に書き溜めたエッセイをまとめたもの。かつて民主党の1年ずつ交代する首相への批判、東日本大震災、風評被害などをローマから描いている。
これまでローマ人の物語、ローマ亡き後の地中海世界、十字軍物語などを読んだオイラとしてはとても面白かったし、参考になる。
この本によれば、カエサルはルビコン河を越えるときに、兵士たちに「オレを男にしてくれ」といったそうだ。相当かっこいいな。こんなこと言えないよな。
「知力。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意思。ユリウス・カエサルだけがこのすべてを持っていた。」
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