2013-10-10 「白子屋お常」(小石房子著)を読了 江戸時代の白子屋事件を描いた「白子屋お常」を読了。 大岡越前が唯一裁いたと言われる白子屋事件をもとに描かれたもの。材木商を営んでいた白子屋の経営立て直しを巡る騒動で、首謀者とされるお常だけが御蔵島に流され、その他の関係者4人が斬首された。歌舞伎でも河竹黙阿弥作「梅雨小袖昔八丈」として知られているようだ。お常を主人公に据え、御蔵島での島民との温かい人情の取り交わしを描く。 読み出すと、グングン進む作品だ。読み始める前の期待よりも、読後感の方が高い。ぜひお勧めしたい。 白子屋お常著者:小石房子価格:1,680円(税込、送料込)楽天ブックスで詳細を見る