オレたちバブル入行組を読了
すっかり11月に入ってめっきり寒くなってきた。コート着ている人も半数くらいになって着たので、おいらの冬物もそろそろ出さなくてはと感じている今日この頃。
池井戸潤著の「オレたちバブル入行組」を読了。
本書は、4年前に「倍返しだ」で話題になったテレビドラマの原作だ。内容はこんな感じだ。
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。
銀行の内情が結構ギラギラ書かれている。著者も銀行に勤めていたこともあったそうなので、まさしくそんなギリギリしているところなのだろう。とても面白かった。
オレたちバブル入行組 (文春文庫) [ 池井戸潤 ]
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新・所得倍増論を読了
週末の雨が続きます。先週も今週も台風の影響でアメアメ。これじゃあ、バイクで外に出かけられないではないか。せっかくのいい季節のはずなのに。一体どうしてくれよう。そんなこんなで読書が進む。
今回はデービッド・アトキンソン著の「新・所得倍増論」を読了。著者は、「日本のGDP総額が世界第3位である理由は、日本の人口が多いことと深く関係していて、本来持っている日本人の潜在能力に比べると、全く不十分な水準なのです。一人当たりのGDPは世界27位、一人当たりの輸出額は世界44位、一人当たりノーベル賞受賞数は世界39位。潜在能力に比べて明らかに低すぎる水準である。」と憂いている。
少子高齢化だからとか、国の借金問題とか、目先の利益より大切なものがあるからとか色々あるかもしれないが、著者は、言い訳に過ぎないとバッサリ切り捨てている。
アベノミクスの足を引っ張っているのは「経営者」で、ドイツ、スウェーデンと同様の生産性を確保すれば輸出額も3倍に増え、農産物輸出は今の8倍増やせるとしている。
また、EU最高の生産性を誇るロンドンは一人当たり1000万円もの生産性を上げているが、東京都は700万円に過ぎなく、もっと頑張らなきゃならないとされている。
これまで聞いたこともなかった鋭い指摘を数々しているのがとても面白かったが、解決策はどのようにすればなかなかどうして難しい。
デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論 潜在能力を活かせない「日本病」の正体と処方箋 [ デービッド・アトキンソン ]
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山紫水明
去る10月1日に麺屋ねむ瑠@本郷三丁目にてランチ。
あらかじめSNSに周年記念祭の開催について告知されていたので、開店11時の30分前に到着したが、すでに行列していた。それも見たことがないくらいに60人くらい並んでいるではないか。
すごい人気だ。若手にとって、この界隈で一番人気の店かもしれない。
ラーメンは、当日限定メニューの山紫水明というものだ。太刀魚の煮干し、名古屋コーチン、イベリコ豚などのスープと高級な醤油がベースとなったスープ、特注の麺ということで、少し値段も高め。
トッピングはカイワレと3種のチャーシュー。少し酸味も効いていた。普段のねむ瑠とは少し異なった新しい路線だったと思う。また、再訪したい。
カラー版 東京凸凹地形散歩を読了
雨が続く。秋の長雨ってところでしょうか。
今尾恵介著の「カラー版 東京凸凹地形散歩」を読了。ブラタモリが人気なように、地形は本当に面白い。
ご先祖が築いた用水や堤、切り通しや盛土などの痕跡をたどれば、地形とともに生きてきた、東京の歴史が見えてくる。東京は地形パラダイス!崖あり、谷あり、スリバチありの23エリアを歩く。
自分の住んでいるエリア、勤務先などの地形などがわかりやすく描かれている。都市の記憶とよく言われる。ますます興味深くなっていくところ。
カラー版 東京凸凹地形散歩 (平凡社新書) [ 今尾 恵介 ]
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かけ大+野菜天盛+ちくわ天
久しぶりに、丸香@神保町にてランチ。10時30分に到着したが、すでに5−6人が並んでいた。さすが有名店。
僕もすごすごと並ぶと、その後に続々と行列ができていく。すごい店なんだと改めて認識。
注文の品は、「かけ大+野菜天盛+ちくわ天」。
お店は清潔感ある感じで良かった。かかっている曲も良かったし、スピーカーが興味深かった。座って程なくして、頼んだうどんがやってくる。
うどんは安定の美味しさ。どうやったら、うどんを写真のように綺麗に並べることができるんだろう。いりこの出汁もいいね。他店にない何かがあるのだ。関東でトップだと言われたら、うんうんと頷いてしまう。野菜天盛のナスが油をたっぷり含みめちゃくちゃ熱かったな。
「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―」を読了
衆議院が解散し、選挙モードになったようだが、当初の流れとは打って変わって、別の流れも出てきて、混沌としているようだ。今週の動きは見逃せないものがあるかもしれない。後出しジャンケンのようなものが出てくるのかな。
二宮 敦人著の「最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―」を読了。筋立ては、こんな感じだ。
才能勝負の難関入試を突破した天才たちは、やはり只者ではなかった。口笛で合格した世界チャンプがいるかと思えば、ブラジャーを仮面に、ハートのニップレス姿で究極の美を追究する者あり。お隣の上野動物園からペンギンを釣り上げたという伝説の猛者は実在するのか? 「芸術家の卵」たちの楽園に潜入した前人未到の探検記。
早速、藝祭に行って見たくなりました。学長のイケイケなところも面白い。はっちゃけてるね。
最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常 [ 二宮 敦人 ]
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