三鬼 三島屋変調百物語四之続を読了
宮部みゆき著の「三鬼 三島屋変調百物語四之続」を読了。
袋物問屋三島屋のおちかが語り手を招いて、風変わりなストーリーを「語って語り捨て、聞いて聞き捨てる」百物語の続き。
夏場はぜんぶ休業する弁当屋だるまやの主人の話が面白かった。主人公が房総の方面へ出かけた際に、ひょんなことから食客ひだる神に取り憑かれてしまう。
この食客は、けっして悪い奴でもない。むしろ幸運を呼び込む奴かも。けれども、様々なことを引き起こし、笑いを誘ってくるのが面白い。
気に入ったなり。
三鬼 三島屋変調百物語四之続 [ 宮部 みゆき ]
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