騎士団長殺し第一部、第二部読了
先月発売された村上春樹著の「騎士団長殺し」第一部顕れるイデア編、第二部遷ろうメタファー編を読了した。
94年のねじまき鳥クロニクル、02年の海辺のカフカ、09年の1Q84に続く長編小説だ。とても読みやすい文体でスルスル進むが、中身は重い内容だ。ズシンとくる重さだと再び再認識した。
騎士団長殺しというタイトルは、当たっているようで、当たっていないような感じだ。少しずつ原点に帰っているような気もするし、すこし外れているような気もする。なんだか複雑な感じがした小説だ。
1粒で2度美味しいとかいうけれど、この小説もそうかもしれないな。
騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 [ 村上 春樹 ]
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騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 [ 村上 春樹 ]
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