真砂町夜話

夜な夜な、思いついたことをカキコしてまし。よろぺこり♪('θ`)ノ

「剣客商売12十番斬り」を読了

池波正太郎著の「剣客商売12十番斬り」を読了。

おはるがいい味を出している。最初の短編「白い猫」は冒頭から仰け反ってしまう。

すごいスタートを切っている。

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明け方になり、急に冷え込んできて、目ざめかけたおはるの躰へ、秋山小兵衛が剥いだ布団をかけ直してやった。

「あれ、すみませんよう」

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こんな語り口で始まったら、ぐんぐん引き込まれないはずがない。さすがだ。