村上海賊の娘(上)(下)を読了
和田竜著の村上海賊の娘(上)(下)を読了。
天正4年に起きた第一次木津川口の戦いをベースにしており、織田信長が大阪の石山本願寺に言いがかりをつけ、兵糧攻めをしているときに、石山本願寺へ十万俵もの米を運び込もうとしている毛利水軍、村上海賊が摂津沖で織田信長勢と戦うのだ。
海賊王とよばれる村上武吉は、毛利家の動きを読みながら、家の存続、娘・景の嫁入りなどに案じるが、景は、自分の信じる道へひた走る。海賊たちの度肝を抜かれる戦いが始まったが、結末はどうなるのかハラハラドキドキした。
上下あわせて1000ページに上るが、グングン読める。今年読んだ本のベストスリーに入るだろう。2014年本屋大賞を受賞しているだけあって、すごくすごく面白い。
村上海賊の娘(上巻) |
村上海賊の娘(下巻) |