F.W.クロフツ著の「樽」を読了。
1920年に書かれたミステリー小説「樽」を読了。
彫像を運ぶための大きな樽がパリとロンドンを往来する。しかし、いつの間にか死体が入った樽とすり替わるのだ。そこに狡猾な犯人の思惑が潜んでいた。スコットランドヤードや私立探偵が地道に調べ上げ、ようやく辿り着いた先にあるものは何か。
このミステリー本は、江戸川乱歩がセレクトしたミステリー小説ベストテンの9位に入っているとのこと。
昨年11月に新訳が発売され、新聞の書評欄などで話題になっていた。まあ古典の部類に入るかもしれないが、意外にも結構スピード感があって、とてもおもしろかった。
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