真砂町夜話

夜な夜な、思いついたことをカキコしてまし。よろぺこり♪('θ`)ノ

「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」(宮部みゆき著)を読了。

秋の夜長は読書とブログ

三島屋変調百物語とは、川崎の宿屋の娘、おちかに不幸な事件が発生し、おじさんが営んでいる江戸の三島屋で奉公することになった。三島屋の黒白の間は、本来、おじさんが囲碁を打つ場であったが、おちかが不思議な物語を聞く場になったのだ。この場に訪れる人が語る内容が、なかなか泣かせられる。

「おそろし」「あんじゅう」に続き、今回の「泣き童子」も、もれなく面白い。ワクワクしながら通勤電車の中で読んでいると、自分の最寄り駅で降りるのも忘れそうになるほどだ。いや、おもわず乗り過ごしたこともある。

今回の「小雪舞う日の怪談語り」は、いつもより趣向を変わっていた。青野利一郎とともに浅草蔵前の札差が肝煎役をつとめる怪談語りの会に参加するのだ。そこでは、年の瀬の心の煤払いとして年に一度行われる行事だそうだ。

その内容はもちろんココで触れるとネタバレになるので・・・

 

 泣き童子 三島屋変調百物語参之続