「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」を再読。
「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」(河合隼雄、村上春樹著)を再読。
もう、10年以上前の作品だけれど、コミットメントとデタッチメントのくだりが面白い。この2つが振り子のように、いつの時代も右に左に触れている。その振れ幅が時々変わることが考えさせられる。
この10年で振れ幅が大きくなってきたのだろうか。
「ただ、95年はオウム事件と阪神の大震災がありました。あれはまさにコミットメントの問題ですよね。」
「今では湾岸戦争のことなんて、みんなろくに覚えていないみたいだけれど、僕にとってはまだこれが喉の奥に小骨のようにしつこくひっかかっています。」
村上春樹、河合隼雄に会いにいく |