真砂町夜話

夜な夜な、思いついたことをカキコしてまし。よろぺこり♪('θ`)ノ

787の安全対策に死角はないか

ボーイング787が就航して、1年3ヶ月ほど経つが、昨年12月からバッテリーのトラブルやオイル漏れなどの事象が相次いで報道されてきた。
特に、16日に発生した事故では、山口宇部空港から羽田空港へ向かう全日空機が、バッテリーの引火により、高知空港に緊急着陸した。
この便には、乗客・乗員計137人が乗っており、高知空港の誘導路においてシューターで脱出した。
極めて切迫した状況であったに違いない。

このような事態を踏まえ、国土交通省は、米国の航空局に追随する形で、安全性が確保されるまで飛行を禁止する措置を講じた。
航空機の安全な航行を確保するため、日本独自でも原因究明や安全対策の徹底が必要だ。

ボーイングや関連メーカーの株の下落やライバルのエアバスの株が上がるなどの報道があるが、利用者にとって一番重要な情報は安全か否かだ。
今一度、安全対策に死角はないか、あらためて点検が必要だ。

787は米国で組み立てられているが、日本製の部品を35%使用しており、日本の新聞では純国産と呼んでいる。
従来の777などに比べ2割もの燃費が改善されるため、欧米など長距離路線につ
いては特にメリットが大きい。
優れた機体であることは間違いないので、今回のピンチをチャンスに変えていくようつとめて欲しい。