三屋清左衛門残日録を読了
藤沢周平著の三屋清左衛門残日録を読了。
テレビの時代劇にもなった作品だ。いつもの藤沢作品とは少し違ってカラリとした側面もあった。
江戸時代に、ある藩の江戸詰の用人を務め、すでに息子へ家督を譲り、隠居の身になった清左衛門が主人公。親友の町奉行から、時々相談が持ち込まれ、、現役ではないフットワークの良さから、次々と解決の糸口を見つけていく。
なかなかどうして、面白いな。
三屋清左衛門残日録 [ 藤沢周平 ]
|
赤目張の煮付け
1ヶ月ほど前になるが、築地で朝ごはん。土曜日に珍しく早くに起きて、築地へGO。
なんだかんだ築地市場の場内をめぐるが、お目当は「高はし」である。久しぶりの訪問であったが、いつのまにか店内が改装されて少しモダンになった気がするな。豊洲への移転が先延ばしになった影響かもしれない。
連れは穴子丼を食べていたが、おいらは「赤目張の煮付け定食」と「熱燗」。うんうん、煮付けが出来上がるまで熱燗を少しづつ飲むのがいいかも。
少し待つと、煮付けがやってきた。ホワホワしている身を口の中に放り込むと溶け出すような感じで、たまらなく旨い。
常連さんなんか、カレイの煮付けと他のおかずなど2品くらい頼むのも見てびっくり。真似したいけれど、おいらには無理かも。
鬼平犯科帳 決定版(八)を読了
あっという間に、4月になってしもうた。桜は3月21日に開花したものの、その後の気温が低めだったため、4/2時点でも小石川後楽園など5分咲きにとどまるとのこと。今週水曜日くらいが満開かなあという感じ。
ところで、池波正太郎著の鬼平犯科帳 決定版(八)を読了。吉右衛門主演のテレビドラマは終わったけれど、鬼平シリーズの人気はとどまることを知らないということだろうか。
文藝春秋文庫も新装版ではなく、文字などを少しだけ大きくした決定版というものを出して対応しているとのこと。テレビアニメもあるらしいし、すごい人気だ。
鬼平犯科帳 決定版(八) [ 池波 正太郎 ]
|
バカニボ
本郷三丁目駅近くのラーメン屋さん「ねむ瑠」にて晩メシ。
狙いは、期間限定された「バカニボ」。限定された期間で、なおかつ土曜日の夜の部しか提供されない一品だ。去年も数週間しか出されなかったはずだ。
今回も「バカニボ」があるとのことを聞きつけて、夜の部の5分前に行ったけれど、すでに10名ほど並んでいてびっくりした。
まあ、なんとか注文することができたけれど、徐々に人気が出てきたのかな。
お味は、ニボニボしていて濃厚だった。なんでも40名分のスープを作るはずだったのに、煮出す時間が長くて30名分しかできなかったとこぼしていた。
ニボニボがドロリとしていて、麺にまとわりつく感じだったのが良かった。カイワレが薬味として効いていたのも良かった。
今期は、すでに終了したとのことだったので、また次回に是非食べたい。
騎士団長殺し第一部、第二部読了
先月発売された村上春樹著の「騎士団長殺し」第一部顕れるイデア編、第二部遷ろうメタファー編を読了した。
94年のねじまき鳥クロニクル、02年の海辺のカフカ、09年の1Q84に続く長編小説だ。とても読みやすい文体でスルスル進むが、中身は重い内容だ。ズシンとくる重さだと再び再認識した。
騎士団長殺しというタイトルは、当たっているようで、当たっていないような感じだ。少しずつ原点に帰っているような気もするし、すこし外れているような気もする。なんだか複雑な感じがした小説だ。
1粒で2度美味しいとかいうけれど、この小説もそうかもしれないな。
騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 [ 村上 春樹 ]
|
騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編 [ 村上 春樹 ]
|